-
-
高松港の北東約8キロに浮かぶ高松市庵治町の島(面積0.62平方キロ)。1909年にハンセン病の療養施設が開設され、46年に「国立療養所大島青松園」に改称。病気への偏見と差別から、入所者は国策により隔離を強いられてきた。
「らい予防法」が96年に廃止されて以後は往来が自由になり、入所者の日常生活の支援と、ハンセン病を正しく理解するための活動が行われている。入所者は56人(2018年4月末現在)。
島は古くは源平合戦の舞台で、西海岸には武将を埋葬した跡とされる「墓標の松」が残る。
今回の芸術祭から、島と高松港を結ぶ観光客向けの定期航路の運航が許可された。10月17日、20日、24日は休島日。
お店・施設情報
【 交通 】 <岡山から>
宇野港から高松港経由で。高松-大島は1日5往復(無料)
<島内>
島内の各プロジェクトは、瀬戸内国際芸術祭のボランティアサポーター「こえび隊」のツアーもある。1日3回で午前10時、正午、午後2時40分スタート。約30分
<島外>
男木島へ1日往復2便。大人1人1000円【 施設 】 <食事スポット>
2010年の芸術祭で登場した「カフェ・シヨル」が土日祝のみ開店。大島産の野菜・果物を使った料理、飲料を提供する(午前10時半~午後3時)【 その他 】 <問い合わせ先>
瀬戸内国際芸術祭総合インフォメーションセンター(087-813-2244)【 会期 】 <時期>
春、夏、秋
<主な見どころ>
絵画や彫刻、アニメーションなどの手法を駆使した大がかりな作品で知られる鴻池朋子が昭和初期に入園者が整備した散歩道を再生するプロジェクト「リングワンデルング」を展開する。夏会期には新たにやさしい美術プロジェクト「稀有の触手」や田島征三「Nさんの人生・大島七十年」-木製便器の部屋-などが登場する【 作品 】 <前回から継続>
田島征三「青空水族館」「森の小径」、山川冬樹「歩みきたりて」など
<今回初>
鴻池朋子「リングワンデルング」、クリスティアン・バスティアンス「大切な貨物」など