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高松市の沖合約約4キロに浮かぶ周囲8.9キロ、面積2.67平方キロメートルの南北に細長い島。人口約140人。1672年に天領となり、幕末には備中倉敷代官の管理下に置かれていたが、廃藩置県で香川県に編入された。源平屋島合戦で那須与一が射落とした扇のメゲ(破片の意)が流れ着いたため「メゲジマ」と呼ばれ、それがなまって「メギジマ」となったとの説もある。
海岸沿いの家は強風による波しぶきや海水を避けるため、高さ3~4メートルの石垣(オオテ)を築き、独特の景観をつくっている。島中央部には海賊の根城とされる深い洞窟があり、桃太郎伝説の鬼のすみかとして観光スポットになっている。港そばには実物大のモアイ像模造彫刻が立つ。
お店・施設情報
【 交通 】 <岡山から>
JR岡山駅、宇野港いずれからも、高松港までは約1時間。岡山駅からは快速マリンライナーが30分に1本(10月1日~片道1550円)、宇野港から高松港へは四国急行フェリーが1日5便運航(10月1日~片道740円)。高松港から女木島へは雌雄島海運のフェリーが1日6便あり、所要時間は約20分。片道370円
※料金はいずれも大人1人
<島内>
原則徒歩。港と鬼ケ島大洞窟を往復するバスがフェリーの到着に合わせて運行される(大人往復800円)。入洞料600円(作品鑑賞パスポート提示で400円、中学生以下無料)
<島外>
男木島を結ぶ1日6往復(大人片道240円)【 施設 】 <買い物>
JA香川県女木出張所。コンビニなし
<食事スポット>
港周辺にうどん、カレー、魚料理など数軒。
<宿泊>
港周辺に5軒(1泊2食付き8000円など)ある。【 その他 】 <問い合わせ先>
鬼ケ島観光協会(087-840-9055)
HP:http://www.onigasima.jp/【 会期 】 <時期>
春、夏、秋
<主な見どころ>
2018年の東京・森美術館の個展が61万人を集めた人気美術家レアンドロ・エルリッヒ、17年の大原美術館・有隣荘で幻想的な世界を見せた宮永愛子らが旅館をショッピングモールに見立て「小さな店」をテーマにプロジェクトを展開する【 作品 】 <前回から継続>
木村崇人「カモメの駐車場」、禿鷹噴上「20世紀の回想」、大竹伸朗「女根/めこん」、レアンドロ・エルリッヒ「不在の存在」、杉浦康益「段々の風」、オニノコプロダクション「オニノコ 瓦プロジェクト」、依田洋一朗「アイランドシアター女木『女木島名画座』」
<今回初>
「島の中の小さなお店」プロジェクト、平尾成志×瀬ト内工芸ズ。「BONSAI deepening roots」、EAT&ART TARO「瀬戸内ガストロノミー」、KOURYOU「家船」、愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチーム「MEGI HOUSE」