紙面連載
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瀬戸内海が危機にさらされている。ふるさとの「里海」で起きているさまざまな異変を警告として捉え、自然と人の共生について考える。
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瀬戸内海を舞台に、自然と人の共生について考える連載企画「里海からの警告 豊かな循環へ」(1~6月、計45回)は、地球温暖化や海水の貧栄養化といった環境の変化が生態系にもたらす影響を探った。本紙記者とカメラマンは潜水取材を通して魚介類のすみかとなっている人工魚礁や海草のア...続きを見る
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地場企業では、脱炭素に向けた取り組みが結構進んでいると感じている。 そのメインとなるのが省エネと省資源。工場の屋根に太陽光パネルを設置したり、リサイクルの促進で資源を循環させて何度も活用したり、物流を効率化して燃料の使用量を減らしたりするなど、さまざまな動きが出て...続きを見る
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2024年パリ五輪・パラリンピックに向けて、各競技で代表争いが本格化している。岡山ゆかりのトップアスリートを追う。
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スピード感あふれる攻撃が真骨頂だ。センターとしては大きくない身長178センチ。小川愛里奈(25)は中央からの速攻、コート幅を目いっぱいに使った移動攻撃で相手を翻弄(ほんろう)する。バレーボールV1リーグ女子で2021―22年シーズン、日本人1位のアタック決定率49・5%を...続きを見る
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50歳を目前にして、認知症が進んだ親の介護施設選びが本格化してきた。グループホームやケアハウス、有料老人ホーム…。特徴はそれぞれあるものの、何を基準に選んでいいのか分からない。旧知の訪問看護師がアドバイスをくれた。 施設のパンフレットはあくまで参考に。大切なのは親...続きを見る
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新時代へ持続可能な地域づくりを探る山陽新聞社の「吉備の環(わ)」プロジェクトの柱の一つ。岡山県民の暮らしを支えてきた三大河川(旭川、吉井川、高梁川)とその流域、他地域との交易等々で豊かな文化をもたらした旧街道を歩き、歴史、風土、祭りや習俗、四季折々の景色を見つめ直す。
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キーワードは「魅せる」「集う」「つくる」だ。 体現する建物が岡山市北区表町3丁目の国道250号沿いに姿を見せ始めている。 新しい市民会館「岡山芸術創造劇場」、愛称・ハレノワ。地上6階地下2階のビルは、本格的なオペラも上演できる約1750席の大劇場を備え、約...続きを見る
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「自分ではどうにもならない出来事に、生きていくのがつらくなる。そんな思いは誰にもしてほしくない。私の大好きなこと、学んできたことで世の中の役に立てるのなら幸せ」 電子管楽器「EWI(イーウィ)」の奏者・リリーこと武田享子さん=岡山市中区=は、防災士でもある。事業の...続きを見る
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少子化を背景に、今夏の北海道インターハイ(全国高校総体)から部員不足の複数校による「合同チーム」の出場が可能になった。岡山では予選を兼ねた県高校総体に5競技7チーム(19日現在)がエントリー。門戸開放を歓迎し、全国を狙うチームもある。 「インターハイを目指せること...続きを見る
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タイトル通算80期など圧倒的強さで昭和棋界に君臨した大山康晴15世名人(1923~92年)は、今年が生誕100年。節目を機に、名勝負の舞台や普及で足を運んだまちなど全国のゆかりの地を訪ね、将棋を愛し、将棋に愛された人生を振り返ります。
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将棋会館(東京都渋谷区)の最寄り駅、JR千駄ケ谷駅。コンコースの一角に、将棋の駒をかたどったモニュメントがある。趣のある「王将」の文字は大山康晴15世名人=倉敷市出身=の揮毫(きごう)によるものだ。将棋の“聖地”千駄ケ谷を歩くと、今でもちょっとした所に大山名人の面影が残る...続きを見る
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作家あさのあつこさんが、これまでに出合った書籍の中から未来を担う子どもたちに読んでもらいたいものをリストアップ。その本から得られる学びや感想、メッセージを紹介します。
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みなさん、こんにちは。あさのです。“戦争”をテーマにしての本を紹介するシリーズもついに、最終回になりました。 わたしを含めて、大多数の人にとって“戦争”とは、七十七年前に日本の敗戦によって終わったあの第二次世界大戦に他ならなかったのではないでしょうか。でも、今、“...続きを見る
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備中エリアの倉敷、総社、笠岡、高梁市には「一輪の綿花から始まる倉敷物語」「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間(北前船寄港地)」「『桃太郎伝説』の生まれたまち」「『ジャパンレッド』発祥の地~弁柄と銅の町・備中吹屋~」「知ってる!? 悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」という、全国的にも珍しいとされる五つの日本遺産のストーリーがある。日本遺産を構成する文化財にあらためてスポットを当て、地域の魅力や歴史を伝える。
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「函館」「馬関」「大坂」「秋田廻船問屋」…。羽黒神社(倉敷市玉島中央町)の参道と本殿・拝殿を囲むように立ち並ぶ玉垣には、全国各地の地名が刻まれている。 「一つ一つ見ていると、玉島が港町として繁栄していた当時の様子が浮かび上がる」と、福田真人宮司(58)は目をやる。...続きを見る
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20日は秋のお彼岸の入り。暑さがようやく和らぐとされるころです。おいしいお酒で夏の疲れを癒やしてはどうでしょう。今回紹介するのは、熊屋酒造(倉敷市林)の「伊七 生酛(きもと) 純米吟醸 無濾過(ろか)生原酒」。春先に搾ったお酒がほどよく熟成し、よりまろやかな味わいに。日々...続きを見る
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心に残る風景、脈々と継いできた伝統行事、自然に育まれた味覚。地域に根差し、活性化に汗を流す人々など、まちの「宝」を紹介する。
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浅口市と岡山県矢掛町にまたがる標高約370メートルの竹林寺山。山頂付近には東アジア最大級の光学赤外線反射望遠鏡「せいめい」を備える京都大岡山天文台(同市鴨方町本庄)など多くの観測施設が立ち並ぶ。さかのぼること約200年前。今と同じように浅口から夜空を見上げ、観測に情熱を燃...続きを見る
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夏の日差しを浴びて青々と茂った葉をかき分けると、ラグビーボールに似た楕円(だえん)形の実が現れた。「冬瓜(とうがん)」。字面だけではぴんと来ないが、れっきとした夏野菜である。 「岡山ではあまり食べる習慣がないが、だしの含みがいい。喉ごしがとろっとして、特に夏の京料...続きを見る
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「今は再挑戦する立場。現職時代より身軽になったフットワークを生かし、少しでも早く浸透させたい」 衆院小選挙区「10増10減」の区割り見直しに伴い、新岡山2区の立憲民主党公認予定者となった元衆院議員。今月24日、新たなエリアとなった岡山市南区での街頭演説を終え、取材...続きを見る
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さんデジのニュースを読み上げるAI(人工知能)アナウンサー「瀬戸内あい」が活躍する4コマ漫画。日本語の発音にちょっぴりクセがある彼女を応援してあげてください。
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さんデジのニュースを読み上げるAI(人工知能)アナウンサー「瀬戸内あい」が活躍する4コマ漫画。日本語の発音にちょっぴりクセがある彼女を応援してあげてください。 続きを見る
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ラベルには企業の歴史や作り手の思いが込められている。岡山県内の酒造メーカーのラベルから、商品にまつわるストーリーを紹介する。
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夏にはホタルが飛び交う真庭市北房地域。備中川の程近く、どこか懐かしさが感じられる商店街を進んだ先に落酒造場(同市下呰部)はある。「大正の鶴」と書かれた木の看板を目印にのれんをくぐると、5代目の落昇社長が迎えてくれた。 「何に見えますか」。差し出されたボトルには、シ...続きを見る
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本紙紙面連載「新聞で小論文」の今回のテーマは「スポーツ界の暴力パワハラ問題 根絶への課題は」。紙面連載を読んだ上で、下記の記事を参考にしながら小論文執筆にチャレンジしましょう。 指導の現場、10年で陰湿化 暴力根絶へ保護者の理解も https://www.san...続きを見る
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皆さんから寄せられた力作のうち、佳作以上の優秀作品を紹介します。月1回更新。
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記録的な猛暑が続いた8月でしたが、暑さを吹き飛ばすような力作647点が寄せられました。エネルギッシュなうらじゃ踊りをはじめ、各地の夏祭りや花火大会など見応えのある題材が並び、審査にもおのずと熱が入りました。 異例の残暑に閉口しながらも、ようやく朝晩は涼しくなり、虫...続きを見る
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平成最悪の水害となった2018年7月の西日本豪雨。岡山県内の被害実態や生活再建への動きなどをリポート、検証する。
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西日本豪雨の発生から1年。岡山県内で最大の被害を受けた倉敷市真備町は復興の途上にある。山陽新聞は被災直後からビデオカメラを付けた自転車を走らせ、この町の姿を記録してきた。過去の映像と比較しながら「真備の今」を伝える。 ■「明るい…」違和感 梅雨入り前の6月1...続きを見る
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西日本豪雨の被災者を取り巻く現状や課題を浮き彫りにし「一人も取り残すことのない支援」の在り方を考える。
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被災者支援制度は、1995年の阪神大震災から比べると、それなりに充実したとは思うが、十分に整備されたとまでは言い切れない。それ以前に、被災者が制度を使い切れているのかどうかという「そもそも論」に到達する。 被災者支援は、いくつもの法制度を根拠とし、国や自治体、民間...続きを見る
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伊達洋至は1984年、岡山大医学部を卒業、医師になった。前年、ワシントン大のクーパー教授が世界初の肺移植を成功。大きな刺激を受けた24歳の伊達は大学院へ進み、いきなり呼吸器外科で一番難しい肺移植を博士論文のテーマに選んだ。英語の文献を頼りに成犬で肺移植の動物実験に挑んだ。...続きを見る