豊島 (てしま)
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直島と小豆島のちょうど中間に位置している。面積14.5平方キロメートル、人口は約760人(2020年10月現在)。半数が65歳以上で、高齢化が進んでいる。
島の最南端には、瀬戸内地域最古級となる縄文時代早期の貝塚・礼田崎貝塚がある。京都の桂離宮の石灯籠などに使われた「豊島石」で知られ、かつては石材業が盛んだった。
「ミルクの島」と呼ばれるほど、酪農家が多かったこともある。温暖な気候を生かし、イチゴ、レモン、オリーブなどが栽培されている。
国内最大級の産業廃棄物不法投棄事件が問題となり、住民らの団結した運動で産廃完全撤去を勝ち取った。香川県による撤去・処理作業が2017年3月で完了したとされていたが、18年に取り残しの産廃が相次いで見つかった。
瀬戸内国際芸術祭の開催でアートの島としても注目されるようになり、観光客が多く訪れている。
お店・施設情報
【会期】 <時期>
春、夏、秋【作品】 <前回から継続>
大竹伸朗「針工場」、クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」、豊島横尾館、豊島美術館、島キッチンほか
<今回初>
西本喜美子写真展、ヘザー・B・スワン+ノンダ・カサリディス「海を夢見る人々の場所」、冨安由真「かげたちのみる夢」