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直島と小豆島のちょうど中間に位置している。面積14.5平方キロメートル、人口は約800人(2019年4月現在)。半数が65歳以上で、高齢化が進んでいる。
島の最南端には、瀬戸内地域最古級となる縄文時代早期の貝塚・礼田崎貝塚がある。京都の桂離宮の石灯籠などに使われた「豊島石」で知られ、かつては石材業が盛んだった。
「ミルクの島」と呼ばれるほど、酪農家が多かったこともある。温暖な気候を生かし、イチゴ、レモン、オリーブなどが栽培されている。
国内最大級の産業廃棄物不法投棄事件が問題となり、住民らの団結した運動で産廃完全撤去を勝ち取った。香川県による撤去・処理作業が2017年3月で完了したとされていたが、18年に取り残しの産廃が相次いで見つかった。
瀬戸内国際芸術祭の開催でアートの島としても注目されるようになり、観光客が多く訪れている。
お店・施設情報
【 交通 】 <岡山から>
JR宇野線の終点・宇野駅からフェリー乗り場へ徒歩5分。宇野港から土庄方面行きの船に乗り、豊島・家浦港で下船。フェリーで約40分、旅客船で約25分。宇野-家浦が大人780円、小学生390円(10月1日~)。毎日8便運航(一部を除き、豊島・唐櫃港へも行ける)。会期中の土日月曜と祝日、8月13~16日は家浦行き旅客船が1便増える。
<島内>
シャトルバス、レンタカー、レンタサイクル。家浦、唐櫃港で借りられる電動自転車が便利。レンタサイクル料金は店によって異なるが、4時間1000円など。事前予約が望ましい。バスは1回につき中学生以上200円、5歳~小学生100円。会期中は増便される
<島外>
直島、犬島(四国汽船、それぞれ1日2便。会期中は3便。豊島美術館、犬島精錬所美術館が休館日の場合は運休)、小豆島(小豆島豊島フェリー1日7便)、直島(豊島フェリー、季節や曜日で便数が変わる)【 施設 】 <買い物>
個人商店が各地区に点在。コンビニなし
<食事スポット>
家浦地区を中心に20店程度。魚料理の定食やカフェ、スイーツなど。島特産のイチゴを生かしたスイーツを味わえる「いちご家」を目指す観光客もいるという
<宿泊>
民宿が14軒。一般家庭で観光客を受け入れる民泊9軒があり、豊島観光協会のホームページで予約できる【 その他 】 <お土産>
イチゴ、レモン、オリーブの加工品、そうめん、天日塩
<問い合わせ先>
豊島観光協会(香川県土庄町豊島家浦)0879-68-3135
HP:https://teshima-navi.jp/【 会期 】 <時期>
春、夏、秋
<主な見どころ>
ベルリン在住の美術家塩田千春と、初参加の建築家田根剛による共同制作。東京五輪の新国立競技場を巡る基本構想デザインで最終選考に残った気鋭とのコラボレーションに期待が膨らむ。 地元の食材を使った料理を提供する「島キッチン」などで食の魅力も味わえる。島の中央に位置する檀山は登山道が整備され、頂上から瀬戸内海を見渡せる。【 作品 】 <前回から継続>
トビアス・レーベルガー「あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする」、大竹伸朗「針工場」、スプツニ子!「豊島八百万ラボ」、クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」、豊島横尾館、豊島美術館、島キッチンなど。
<今回初>
皆川明/緒方慎一郎「ウミトタ」、塩田千春×田根剛「新作(タイトル未定)進行中」、井筒耕平/会田大也「コロガル公園in豊島」など