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塩飽諸島のひとつで、多度津町の北西約7.5キロにある。南北に細長い面積2.33平方キロメートルの島内に36人(9月1日現在)が暮らす。階段状に建ち並ぶ家や、自然石の乱れ積みでできている石垣などは島独特の風景。
標高297メートルの龍王山を中心に、南側に浜地区、山手側に浦地区があり、アート作品はこの2地区で展開される。
島ではかつて、映画「瀬戸内少年野球団」や「男はつらいよ 寅さんの縁談」、「機関車先生」のロケが行われた。「埋(うず)め墓」と「参り墓」とに分けて墓を設ける、全国的にも珍しい両墓制でも知られている。
お店・施設情報
【 交通 】 <岡山から>
岡山からはJRの特急「しおかぜ」「南風」、または快速マリンライナーなどで乗り継ぎをして多度津まで50分~1時間。多度津駅から多度津港までは徒歩約20分。秋会期中は駅と港を結ぶシャトルバスが運行される。港から高見島まではフェリーで約25分(1日4便、秋会期中は同5便、片道大人500円=10月1日~)。マイカーの場合は、善通寺ICから約20分で多度津港。港に100台分の駐車場があるほか、町総合スポーツセンター(50台、平日のみ)、町職員駐車場(100台、土日祝のみ)もあり、いずれも無料で利用できる
<島内>
徒歩
<島外>
秋会期中は本島行き、粟島行きの高速艇がそれぞれ1日6往復運航される【 施設 】 <買い物>
商店、自動販売機がなく、事前の購入がお薦め
<食事スポット>
島内の民宿がランチを提供するほか、秋会期中は2軒程度が店開きを予定している。いずれも地元の新鮮な魚介類を使った海鮮丼などを提供する。また、作品のひとつ「海のテラス」でイタリア料理を味わえる
<宿泊>
民宿1軒あり【その他】 <お土産>
高見島応援ボランティアサポーター「さざえ隊」のメンバーらが、缶バッチやキーホルダー、茶袋をモチーフにしたキャラクター「茶がやん」グッズなどを販売する。
<問い合わせ先>
多度津町政策観光課(0877-33-1116)
HP:http://www.town.tadotsu.kagawa.jp/【 会期 】 <時期>
秋
<主な見どころ>
廃屋に置き去りにされた古写真をモチーフに過去を想起させる「keep a record」、空き家の中にステンレス線を張り巡らせ空間を作り上げた「まなうらの景色」など、島に残された伝統的な古民家の記憶を題材にした作品が登場する【 作品 】 <前回から継続>
中島伽耶子「時のふる家」「うつりかわりの家」
<今回初>
内田晴之・小枝繁昭「除虫菊の家」、鎌田祥平・並木文音「積みかさなる白と空白」、PARANOID ANDERSONS「Long time no see」、大石いずみ「keep a record」、村田のぞみ「まなうらの景色」、山田愛「内在するモノたちへ、」、藤野裕美子「過日の同居」、ロサナ・リオス「家の“メメント・モリ”」、梶井照陰「KIRI」、野村正人「海のテラス」