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サウジでウラン濃縮計画か 米イスラエル交渉で浮上

 【ニューヨーク共同】21日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、サウジアラビアとイスラエルの国交正常化を目指す交渉の中で、仲介役の米国が正常化の見返りとしてサウジでウラン濃縮を行う計画が浮上していると報じた。

 民生用と伝えているが、実現すれば中東でイラン以外にもウラン濃縮をする国ができ、核拡散リスクが高まる。

 事実上の核保有国イスラエルはこれまで中東各国の核開発を警戒してきた。専門家は同紙に対し、イスラエルがサウジでのウラン濃縮を容認すれば「劇的な政策転換になる」としている。サウジには中東で覇権を争うイランに核開発で出遅れているとの焦りがある。

(2023年09月22日 06時57分 更新)

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