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「太鼓の達人」 小2で極めたドン 倉敷のこころん君 偉業に祝福の嵐

「段位道場2023」で達人に合格したこころん君
「段位道場2023」で達人に合格したこころん君

 岡山県倉敷市在住の小学2年生男子が、太鼓をたたくリズムゲーム「太鼓の達人」で偉業を成し遂げた。腕試しができるモード「段位道場」で、最上級段位の「達人」に合格。SNSでは「最年少合格では?」と盛り上がっており、「おめでとう」「スゴすぎる」と祝福の声が相次いでいる。

 彼の名前はドンだーネーム(プレイヤー名)「こころん」こと山本一心君(7歳)。4歳の時、たまたまスーパーの一角にあったゲームセンターで「太鼓の達人」に挑戦して以来、その音にほれ込み、〝太鼓道〟を突き進んでいる。

4歳の頃のこころん君(父親提供)
4歳の頃のこころん君(父親提供)

 プレー中、バチで細かくリズムを刻みながら、画面の音符を追う表情は、大人もドキッとするほどの気迫を感じる。だが、後ろから見ると、きゃしゃな体で高さ30センチほどの踏み台に乗っており、そのギャップが何とも愛くるしい。

踏み台に乗る姿が愛くるしい
踏み台に乗る姿が愛くるしい

 平日は有名ドンだーのYouTubeのプレーを見てたたき方を研究し、家庭用のゲーム機で練習。週末はほぼゲームセンターに通っており、熱中すると4時間近くぶっ通しでたたく時もあるという。そんなこころん君について父親(48)は「『太鼓の達人』をやりたいという気持ちと、プレー中の集中力がすごい」と語る。ドンだー仲間からも「上達のスピードが速すぎる」と言われているそうだ。

 「自分の好きなことを見つけるのは簡単なことではない。それがどんなことであっても、全力で応援したいというのが妻との共通の思いです」と父親。ゲームセンターの常連客にもかわいがってもらっているそうで、「コミュニケーションを通して、待つ時の態度、ほかのプレイヤーを応援する姿勢など、人としてたくさんのことを学んでいる」とも話す。

手には努力を物語るたこができている
手には努力を物語るたこができている

 こころん君の強みは二つある。一つは譜面を覚える記憶力。1200曲以上ある楽曲の譜面の大半を暗記しているという。もう一つは...
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(2024年02月19日 12時00分 更新)

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