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売却差し止め訴訟を取り下げ そごう・西武の元従業員ら

 東京地裁、東京高裁などが入る裁判所合同庁舎
 東京地裁、東京高裁などが入る裁判所合同庁舎
 セブン&アイ・ホールディングスによる傘下の百貨店そごう・西武売却を巡り、セブン&アイの株主で、そごう・西武の元従業員ら2人が、売却の差し止めを井阪隆一社長ら3人に求めた東京地裁での訴訟で、元従業員側は28日、訴えを取り下げた。売却が1日に完了したため。

 これとは別に、元従業員が、売却でセブン&アイに損害を与えたとして、井阪社長らに賠償を求めた株主代表訴訟は続いている。28日に東京地裁で口頭弁論があり、元従業員側は、セブン&アイの内部資料に基づき、井阪社長らが、当初から百貨店事業を継続できないと認識しながら株式譲渡を実行したと主張した。

(2023年09月28日 17時18分 更新)

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