山陽新聞デジタル|さんデジ

障害者就労事業所と企業を橋渡し 岡山市 マッチングサイト運用開始

障害者就労継続支援事業所と企業を仲介するマッチングサイト
障害者就労継続支援事業所と企業を仲介するマッチングサイト
 岡山市は、仕事を受けたい障害者就労継続支援事業所と発注元となる企業を仲介するマッチングサイトを開発し、運用をスタートさせた。企業から発注された仕事を一覧で表示。事業者は希望の仕事に入札し、サイト上で商談から納品まで行うことができる仕組み。事業所が仕事を得やすい環境を整え、事業所の受注件数の増加を図っていく。

 サイトの名称は岡山の方言で「頼む」を意味する「tanoma(たのま)」で、東京のシステム会社と共同開発した。仕事の一覧では目的や概要、報酬を掲載。事業者はサイト登録後に希望の仕事を選んで入札し、チャット機能を活用して発注元の企業と打ち合わせをする。

 登録された事業所は「パン製造」「梱包作業」「花壇づくり」など12のカテゴリーで整理している。企業は各分野から個別の事業所を探し、発注したい仕事を直接打診することができる。

 9月をめどにバージョンアップし、AI(人工知能)をシステムに搭載。企業が事業所に伝える作業手順の作成を自動化し、発注しやすいようにする。

 市の2022年度調査では、一般企業への就職が難しい障害者が働く「就労継続支援B型事業所」の市内の月額工賃(賃金)は平均1万4821円で、全国平均(1万7031円)に比べて13・0%低い。

 市障害福祉課は「サイトの活用で受注を増やして経験を積み、単価交渉など営業スキルを磨いてもらう。利用者の能力を発揮できる仕事と出合うチャンスを増やし、やりがいを高められる環境づくりにもつなげたい」としている。

(2024年05月13日 17時08分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ