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解体・除染工事の管理強化へ 環境省、福島の鉄くず持ち出しで

 東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域の建物解体・除染工事現場で、放射性物質に汚染されている恐れがある鉄くずなどが無断で持ち出され、売却されたとみられる問題で、工事を発注した環境省は22日、全ての工事受注者に管理体制の強化を求めるなど、当面の再発防止策を発表した。

 環境省によると、受注者に防止策の報告を求め、職員による見回りを強化する。今後、過去に同様の例がなかったかどうかも調査する。10月にも外部有識者による検討会を設け、本年度内に抜本的な対策を取りまとめる方針。

 問題が発覚したのは、福島県大熊町の大熊町図書館・民俗伝承館の解体現場。

(2023年09月22日 13時13分 更新)

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