岡山発映画ニュース
自閉症の画家 石村さん映画化 RSK創立70周年記念事業
RSK山陽放送(岡山市北区天神町)は12日、創立70周年記念事業として、自閉症の画家石村嘉成さん(28)=愛媛県新居浜市=と家族をモデルにした映画「新居浜ひかり物語『青いライオン』」を製作すると発表した。
石村さんは2歳で自閉症の診断を受けたが、両親や教師らの支えで高校3年生から版画の創作を始めた。虫や動物を力強く色鮮やかなタッチで描き、国内外の賞を多数受賞している。
同社は石村さんのドキュメンタリー番組を手掛けており、ディレクターだった三好聡浩報道制作局局長代理が監督を務める。石村さんが11歳の時に亡くなった母の有希子さんを主人公に、多くの試練に直面しながらも息子の特性を伸ばし、深い愛情と強い信念で子育てする日々を描く。
岡山市内であった製作発表会には、石村さんと三好監督、有希子さん役の小林章子アナウンサーら11人が出席。石村さんは「ライオンみたいに優しくて強い人になるという母との約束が、素晴らしい映画になってうれしい」、小林アナウンサーは「有希子さんは『叱らないけど譲らない』という療育を貫き通した。親としてどう子どもと接すればよいか考えるきっかけになれば」と話した。小学校長役の女優竹下景子さん、施設での指導者役の檀ふみさんも出席した。
9月から岡山市や新居浜市で撮影を進めており、来秋の完成を目指す。
石村さんは2歳で自閉症の診断を受けたが、両親や教師らの支えで高校3年生から版画の創作を始めた。虫や動物を力強く色鮮やかなタッチで描き、国内外の賞を多数受賞している。
同社は石村さんのドキュメンタリー番組を手掛けており、ディレクターだった三好聡浩報道制作局局長代理が監督を務める。石村さんが11歳の時に亡くなった母の有希子さんを主人公に、多くの試練に直面しながらも息子の特性を伸ばし、深い愛情と強い信念で子育てする日々を描く。
岡山市内であった製作発表会には、石村さんと三好監督、有希子さん役の小林章子アナウンサーら11人が出席。石村さんは「ライオンみたいに優しくて強い人になるという母との約束が、素晴らしい映画になってうれしい」、小林アナウンサーは「有希子さんは『叱らないけど譲らない』という療育を貫き通した。親としてどう子どもと接すればよいか考えるきっかけになれば」と話した。小学校長役の女優竹下景子さん、施設での指導者役の檀ふみさんも出席した。
9月から岡山市や新居浜市で撮影を進めており、来秋の完成を目指す。
(2022年12月12日 21時48分 更新)
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