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美作落合駅 開業100年祝おう 5月4日、地元有志ら出店

石井会長と100周年を迎える美作落合駅
石井会長と100周年を迎える美作落合駅
 今年開業100周年を迎えるJR美作落合駅(真庭市西原)周辺で5月4日、記念イベントが開かれる。姫新線の存続と地域の盛り上げにつなげようと、地元の住民組織・西原地区協議会が主催。多彩な飲食や展示ブースを用意し、来場を呼びかけている。

 地元有志らが駅前や周辺の空き店舗に出店。焼きそばや薬膳茶、焼き菓子といった飲食や、野菜苗などの販売ブースが並ぶ。同駅周辺を再現したジオラマやミニ四駆の展示、体験ブースもあるほか、駅前のギャラリー葵では市内を拠点とする作家集団・アートグループmoが絵画や陶芸の作品展を開催して会場を盛り上げる。

 1924年5月に開業した同駅。「落合町史」によると、当初は美作追分―久世駅間を直線的に結ぶ計画だったが、当時の落合町長で元衆院議員の井手毛三ら地域の運動により、南に大きく迂回(うかい)する形で両駅間に美作落合駅が誕生した経緯がある。

 協議会の石井清会長(64)は「先人たちのおかげで生まれた地域住民の思い出の駅。高校生ら利用者のためにも活性化につなげたい」と話す。

 午前10時~午後2時。太田昇市長らが出席する記念式典と落合中吹奏楽部のオープニング演奏(雨天中止)で開会。午後1時半ごろからは餅まきを行う。

(2024年04月29日 07時08分 更新)

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