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地域元気に 活動を市教育長に報告 真庭・余野出身若者団体つつじ会

三ツ教育長(左)に活動報告や今後の相談をするつつじ会のメンバー
三ツ教育長(左)に活動報告や今後の相談をするつつじ会のメンバー
 真庭市余野地区の出身者らでつくる若者グループ「つつじ会」が同市の三ツ宗宏教育長を訪れ、地域を元気にしようと行ってきたこれまでの活動を報告し、今後への助言を求めた。

 つつじ会(旧・余野盛り上げ隊)は2017年、少子高齢化する地域の盛り上げを目的に、当時中学生だった青木瑠音さん(20)=東京学芸大3年=らが結成。現在は出身者や地区に親戚を持つ中~大学生約15人で、耕作放棄地を活用した畑作、地区のイベントでの出店や書道パフォーマンスなどに取り組んでいる。

 瑠音さんと、妹で専門学生の瑠亜さん(18)、久世中3年の中野咲良さん(14)のメンバー3人が3月下旬、三ツ教育長を訪問。活動報告のほか、「地域を盛り上げたいという当初の目的が薄れている気がする」「中心メンバーが市外に出てしまい、存続の危機がある」など活動継続への課題を上げ、アドバイスを求めた。

 三ツ教育長は「皆さんの取り組みは余野以外の地域も元気にしてくれる。地区外からメンバーを受け入れることも考えては」と助言。瑠音さんは訪問後「活動が無駄ではなかったと感じて安心した。今後は地区の外にもつながりをつくっていきたい」と話した。

(2024年04月09日 13時06分 更新)

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