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矢掛高生が“学び”の成果発表 「YAKOアワード」審査・投票

「YAKOアワード」で活動内容を発表する生徒たち
「YAKOアワード」で活動内容を発表する生徒たち
 矢掛高(岡山県矢掛町矢掛)の生徒が授業や校外活動などを通じて学んだ成果を発表する「YAKOアワード」が13日、同高で開かれ、生徒や地域住民らが活動内容の充実度などを審査・投票した。

 9グループ・個人の計約20人が出場。昨年12月に開催された干し柿販売会に合わせてカフェを出店した活動を報告した2年の男子生徒は、計画通りに準備が進まず失敗続きだったことを振り返り「当日はチームの協力で乗り切り成功した。責任感を持つ大切さを学んだ」とした。

 夏の風物詩「やかげ小唄おどり」に興味を持ち調べた2年の女子生徒は、男性や若者の参加者が少ない現実を目の当たりにし「町内でも知名度が低い。学校の授業で体験するべきだ」と提案した。

 投票の結果、防災と恋愛をテーマにした映画を自主製作したグループが大賞に選ばれた。音声やカメラを担当した2年安部采音さん(17)は「少しでも気になったことには積極的に参加してほしい。貴重な経験ができる」と話した。

 同アワードは生徒の取り組みを共有し、活動意欲の向上を図ろうと2015年から毎年開かれており9回目。

(2024年03月19日 14時23分 更新)

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