備前市片上地区の片上商店街一帯を彩る「片上ひなめぐり」（実行委主催）が１～４日開かれた。家族連れやグループなどが訪れて華やかな街並み散策を楽しんだ。写真で振り返る。

　宇佐八幡宮の石段６２段をひな壇にした「石段のひな飾り」は圧巻の“平安絵巻”。ひときわ人気が高く、特に３日は長い列が絶えなかった。メイン会場の「ふくわらふれあい広場」では豪華な御殿びな２６種類が並び、人々は「こんなに立派な物は買ってもらえなかったわ」などと思い出を語りながらじっくり観賞していた。

　道路中央に人形を置いた「おひなの花道」（２、３日）も青空に映えて鮮やか。散策する人たちが盛んに記念撮影していた。ステージもあり、備前緑陽高ダンス同好会の８人が音楽に合わせて盛り上げた。

　市は３日、働く世代の健康づくりを目的に会場の商店街や、近くの自転車・歩行者専用道「片鉄ロマン街道」を歩くウオーキングイベントを開催。２～５キロの４コースを設け、市内外の１３８人が歩いた。