中国電力島根原発(松江市)で、危険業務の従事者に受講させるよう義務付けられている安全教育を工事の請負会社側が実施せずに作業員3人に修了証を発行していたことが18日、中国電や関係者への取材で分かった。
労働安全衛生法は、電気を扱う作業や酸欠環境での作業の従事者に「特別教育」と呼ばれる学科や実技を実施するよう雇用者に義務付けている。請負会社側の対応に問題があったとし、中国電は必要な教育を実施するよう原発で作業する事業者に求めた。
中国電が受けた説明によると、2023年5月ごろ、教育を実施せずにテキストと修了証を同時に作業員3人に配布。請負会社側は「失念していた」と話しているという
労働安全衛生法は、電気を扱う作業や酸欠環境での作業の従事者に「特別教育」と呼ばれる学科や実技を実施するよう雇用者に義務付けている。請負会社側の対応に問題があったとし、中国電は必要な教育を実施するよう原発で作業する事業者に求めた。
中国電が受けた説明によると、2023年5月ごろ、教育を実施せずにテキストと修了証を同時に作業員3人に配布。請負会社側は「失念していた」と話しているという
(2024年01月18日 18時25分 更新)