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総社で野鳥死骸から鳥インフル 岡山県発表、簡易検査で陽性反応

岡山県庁
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 岡山県は10日、総社市秦の空き地で野鳥1羽の死骸が見つかり、簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。確定検査のため検体を国立環境研究所(茨城県)に送っており、1週間程度で高病原性かどうかが判明する見通し。

 鳥インフルエンザは今季、10月以降に北海道と宮城県で見つかった野鳥計8羽から検出されており、西日本では初めてとなる。養鶏場での発生例はない。

 岡山県によると野鳥は猛禽(もうきん)類のツミで、死骸は9日午前に発見された。県は県内の全169養鶏業者に情報提供し、衛生管理の徹底を要請した。現時点で鶏の異常の報告などはないとしている。

 環境省は9日、周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。岡山県職員が約1カ月間巡回する。

(2023年11月10日 11時40分 更新)

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