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一新の平櫛田中美術館 入館2万人 井原、節目の浅原さんに記念品

大舌市長(右)から記念品を受け取る浅原さん(中央)
大舌市長(右)から記念品を受け取る浅原さん(中央)
 井原市立平櫛田中美術館(同市井原町)で9日、4月のリニューアルオープン以降の入館者が2万人に達し、記念セレモニーが行われた。

 節目の入館者は、姉妹で訪れた浅原澄子さん(70)=兵庫県。大舌勲市長からタンブラーや図録などのオリジナルグッズを贈呈された。来館3回目という浅原さんは「堂々とした外観は格好良く、田中作品も素晴らしい」と話した。

 日本近代彫刻の巨匠平櫛田中(井原市出身、1872~1979年)を顕彰する同美術館は4月18日にリニューアル。現在は、第30回平櫛田中賞を受賞した彫刻家棚田康司氏(54)=神奈川県=の記念展「線上に幅を 空間に愛を」(山陽新聞社共催、26日まで)が好評といい、初年度目標としていた2万人を早くも達成した。

 同美術館は「これを弾みに3万人を目指し、質の高い展示をしていきたい」としている。

(2023年11月09日 19時32分 更新)

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