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トヨタ、生産を全面再開 岐阜の工場稼働、収束に10日間

 生産を再開した岐阜車体工業の本社工場に出勤する人たち=26日午前、岐阜県各務原市
 生産を再開した岐阜車体工業の本社工場に出勤する人たち=26日午前、岐阜県各務原市
 トヨタ自動車は26日午前、仕入れ先の部品メーカー中央発条の爆発事故により停止した工場について、残る岐阜の1工場1ラインを稼働し、全面再開した。部品の供給が滞ったことで一時8工場13ラインが停止した今回のトラブルは、収束に10日間を要した。

 26日に再開したのは岐阜車体工業の本社工場(岐阜県各務原市)。トヨタは19日以降、部品確保の見通しがたった工場から順次稼働してきた。

 事故は16日昼、中央発条の藤岡工場(愛知県豊田市)で発生。熱した鉄を冷ます「乾燥炉」が爆発し、建屋や設備が大きく損傷。サスペンションなど車の足回りを支える「シャシばね」と呼ばれる部品を生産できなくなった。

(2023年10月26日 09時39分 更新)

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