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温泉・フィットネス施設開業へ 両備HD 11月以降「杜の街」に

3、4階に温泉・フィットネス施設が開業する「杜の街プラザ」
3、4階に温泉・フィットネス施設が開業する「杜の街プラザ」
 両備ホールディングス(HD、岡山市北区下石井)は、同所の再開発エリア「杜(もり)の街グレース」1期工事分として、温泉・フィットネス施設を11月以降にオープンする。エリアは両備グループ(同)が整備しており、同施設は当初3月の開業予定だったが、資材や設備機器の調達難などで遅れている。

 同施設は、商業・ヘルスケア施設棟「杜の街プラザ」の3、4階に整備。3階は一般向けフロアで、個室風呂やエステサロンなどを設ける。4階は会員制で、体幹トレーニングや整体などを組み合わせた温泉併設のボディーコンディショニングクラブを展開する。10月から会員募集を始める。

 1期工事分のグランドオープン1周年を記念した23日のイベントで、松田敏之社長が明らかにした。再開発は、2017年に閉店したイトーヨーカドー岡山店跡など約3万8千平方メートルを活用。1期工事は南側の約1万7千平方メートルで19年に着手し、杜の街プラザやオフィス棟、店舗棟、マンション、立体駐車場を建てた。総工費は約300億円。

 松田社長は1年目の業績について、来場者数約330万人(目標の9割)、売上高約33億円(目標通り)と公表。北側の2期工事で、エリア2棟目となるマンションを建てる計画も表明した。着工、完成時期などは未定。松田社長は「今後も岡山に必要な施設の検討を進め、まちの回遊性をどう向上させていくか追求していきたい」と話した。

(2023年09月25日 16時20分 更新)

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