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佐藤選手に特別栄誉賞贈る 岡山市、世界パラ陸上金たたえる

大森市長から表彰状を受け取る佐藤選手(左)
大森市長から表彰状を受け取る佐藤選手(左)
 岡山市は15日、7月にパリで行われたパラ陸上世界選手権の男子車いすで金銀のメダルを獲得した佐藤友祈選手(34)=同市在住、モリサワ=に、人見絹枝スポーツ顕彰の特別スポーツ栄誉賞を贈った。

 市役所で表彰式があり、大森雅夫市長が「2冠を達成した東京パラリンピックに続き、世界で存在感を示した。来年のパリ・パラリンピックでも活躍を」と述べ、表彰状とレリーフを手渡した。

 佐藤選手は車いすT52クラスの1500メートルで3連覇を達成。パリ・パラリンピック種目の400メートルは世界記録を更新した選手に次ぐ2位となり「金メダルと世界記録を取り戻せるよう、練習を頑張りたい」と話した。

 同顕彰は市出身で日本人女子初の五輪メダリスト人見絹枝(1907~31年)にちなみ、2001年に市が創設。特別栄誉賞は国際大会で好成績を収めた選手に贈っており、佐藤選手の受賞は国内大会が対象の栄誉賞を含めて7回目。

(2023年09月15日 17時03分 更新)

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