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病院周辺でレジオネラ感染 男女11人、院内と同一株も

 宮城県大崎市の永仁会病院で起きたレジオネラ症の集団発生で、県は11日、病院から半径3キロ以内に自宅や勤務先がある40~80代の男女11人がレジオネラ菌に感染していたと発表した。うち4人は院内で検出された菌と同一株で、県は「集団発生との関連は高いが、感染源特定には至っていない」としている。

 県によると、11人はいずれも入院治療を受け軽快した。発症は、院内の集団発生の感染源とされる病院の空調設備を清掃する前だった。清掃後は病院周辺での感染は確認されていない。大崎市を含む保健所管内での発症患者が例年の倍以上となり、疫学調査で判明した。

(2023年09月11日 18時43分 更新)

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