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世界成長率3・0%に上方修正 IMF予測、中国に懸念

 米首都ワシントンにあるIMF本部の建物
 米首都ワシントンにあるIMF本部の建物
 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は25日に公表した世界経済見通しで、今年の世界全体の実質成長率を3・0%とし、4月時点の予測から0・2ポイント上方修正した。1~3月期の消費が底堅かったほか、米国での銀行破綻などによる金融不安の懸念が後退したため。一方、成長をけん引する中国経済の先行きに懸念も示した。

 2024年も3・0%と見込んだ。新型コロナウイルス禍前の00~19年は平均3・8%で、回復にはなお時間を要するとの判断を示した。中国経済に加え、根強い物価上昇や各国中央銀行による利上げが懸念材料となっている。

 日本は0・1ポイント上方修正して1・4%とした。

(2023年07月25日 22時49分 更新)

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