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津山・中山神社で「正遷座祭」 市重文の惣神殿 保存修理が完了
「美作国一宮」として知られる津山市一宮の中山神社で17日、保存修理工事を終えた市重要文化財・惣(そう)神殿にご神体を戻す「正遷座祭」が執り行われた。
氏子ら約50人が静かに見守る中、神職や氏子代表が境内を歩き、絹垣(きぬがき)と呼ばれる白い布で囲んだご神体を工事の間祭っていた本殿から移した。惣神殿では岡本正弘宮司が工事完了を報告し、今後の加護を願う祝詞を奏上した。
立ち会った同市の会社員男性(33)は「厳かな雰囲気で気持ちが引き締まった。地域の文化財として残り続けてほしい」と話していた。
惣神殿は一間社(いっけんしゃ)春日造妻入りで1742年に建築。周辺の社(やしろ)やほこらの祭神を合祀(ごうし)しており、1913年に境内の別場所から現在地に移築された。老朽化で雨漏りや屋根の損傷が進み、同神社が2020年度から保存修理していた。
氏子ら約50人が静かに見守る中、神職や氏子代表が境内を歩き、絹垣(きぬがき)と呼ばれる白い布で囲んだご神体を工事の間祭っていた本殿から移した。惣神殿では岡本正弘宮司が工事完了を報告し、今後の加護を願う祝詞を奏上した。
立ち会った同市の会社員男性(33)は「厳かな雰囲気で気持ちが引き締まった。地域の文化財として残り続けてほしい」と話していた。
惣神殿は一間社(いっけんしゃ)春日造妻入りで1742年に建築。周辺の社(やしろ)やほこらの祭神を合祀(ごうし)しており、1913年に境内の別場所から現在地に移築された。老朽化で雨漏りや屋根の損傷が進み、同神社が2020年度から保存修理していた。
(2023年07月24日 16時08分 更新)
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