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卒業特攻服の集まり 参加しないで 県警など呼び掛け、感染予防でも

岡山ドームに集まった特攻服姿の中学生らから事情を聴く警察官=昨年3月(画像の一部を加工しています)
岡山ドームに集まった特攻服姿の中学生らから事情を聴く警察官=昨年3月(画像の一部を加工しています)
 卒業式直後の中学3年生らが派手な柄や刺しゅうを施した「特攻服」などを着てJR岡山駅に集まる騒ぎを巡り、県警や各教育委員会が今年も警戒を強めている。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた臨時休校を経て仲間同士が再会するとあって、迷惑行為のエスカレートが懸念されるためだ。県警などは感染予防の観点からも岡山、倉敷市で卒業式がある13日に向け、集まりに参加しないよう呼び掛けている。

 岡山駅前での集会は10年以上前から自然発生的に始まったとされる。ギャラリーの生徒を含めて数十人が集まり、記念撮影するなどしている。近年、駅前広場の桃太郎像に上ったり、花壇を踏み荒らしたりして騒ぐ様子がインターネットで拡散。駅を利用する岡山市の男性会社員(43)は「異様な光景で、県民として恥ずかしい」と話す。

 こうした状況に県警は昨年、「非行を助長する」として特攻服や刺しゅう入りの学生服姿の参集者を補導対象にすると決め、100人以上の態勢で警戒。駅周辺に姿はなかったものの、岡山ドームや大規模商業施設などに集まっていた16人を補導している。

 県警は今年も生徒らが集まるとの情報を入手しており、集合場所を変更しても急行できる態勢を整えた。昨年は保護者が車で集合場所に送っていた事実も確認されており、学校を通じて保護者への指導も強化している。

 さらに、新型コロナウイルス感染拡大を受けた休校が続いていたことから「久々に仲間と再会して気持ちが高ぶり、迷惑行為に拍車が掛かることも懸念される」と県教委生徒指導推進室。県警少年課は「多くの人に不安や嫌悪感を与えることを自覚し、感染を防ぐためにも集まりに参加しないで」としている。

(2020年03月11日 18時46分 更新)

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