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第3部 自治体の使命(1)路線バス再編 岡山市 調整へ積極関与

 「長い時間はかかったが、良い計画になった。岡山の公共交通を変えていく第一歩にしたい」

 岡山市が足かけ6年でまとめた路線バスの再編計画が事業者との会合で大筋合意した2月2日、大森雅夫市長は散会後の会見で、新たなステップに向けての決意を語った。

 同市は路線バス9社がひしめく全国屈指の激戦区。再編計画はクモの巣のように張り巡らされた路線のうち、複数社の重複ルートを1社に集約して効率化するなど共存可能な形へと再構築するのが狙いだ。

 その調整は互いにしのぎを削る事業者同士では難しく、市が積極的に関与することでほぼ合意を取り付けた。国土交通省によると、行政主導による路線再編は全国でも珍しいという。...
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(2024年05月01日 07時01分 更新)

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