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観光シーズン、帝釈峡で湖水開き 家族連れら遊覧船で水上散歩満喫

煙を吐き出しながらパレードする2隻の竜船
煙を吐き出しながらパレードする2隻の竜船
 庄原市東城町と広島県神石高原町にまたがる国定公園・帝釈峡が観光シーズンを迎えた。28日には神竜湖畔で湖水開き(帝釈峡観光協会主催)があり、家族連れらが遊覧船での水上散歩を楽しんだ。

 船乗り場(同町永野)での安全祈願祭後、竜の顔や風船、金銀のモールで装飾された2隻の「竜船」が白い煙を吐き出しながら登場。穏やかな湖面を勇ましくパレードし、見物客が歓声を上げながら写真に収めていた。

 パレード後に出発した第1便の乗客は、切り立った岩肌と山々の緑が織りなす渓谷美を約40分かけて堪能。会社員(62)=広島市安佐南区=は「新緑がまぶしく風が心地よい。非日常の時間を過ごせた」と話した。

 近くのトレイルセンターしんりゅう湖では地元児童のトランペット演奏や太鼓、神楽が披露され、神石牛の牛丼や地酒、クレープのブースもにぎわった。

 遊覧船の運航(有料)は午前9時~午後4時。問い合わせは観光協会(0847―86―0611)。

(2024年04月28日 20時32分 更新)

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