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志望就職先1位は中国銀行 14年ぶり、岡山県内ランキング

 就職情報サービスなどのビザビ(岡山市北区内山下)は、2025年春卒業予定の大学生らを対象に、岡山県内の志望就職先ランキングをまとめた。1位は中国銀行(同市)で、前年の4位から14年ぶりに首位に立った。

 中銀は男女、文系理系を問わず人気を集めた。2位はトマト銀行(同市、前年3位)で、金融業が順位を上げた。3位はソフト開発の両備システムズ(同、1位)、4位はドラッグストアのザグザグ(同、2位)、5位はビザビ(6位)と続いた。6位に入った人材派遣のグロップ(同市)は、知名度などを理由に前年の20位から大きくランクアップした。

 志望理由は「知名度が高い」が最多で、「地域に密着している」「大手企業である」「安定性がある」などが多かった。社風や社員の印象を重視する動きもみられ、それらの評価で順位を上げた企業が複数あったという。

 ビザビは「新型コロナウイルス禍以降、安定志向型の傾向が強まっているようだ。人間関係や職場環境も企業選びのポイントになっていた」と分析する。

 調査は05年から毎年行い今回で20回目。昨年6月から今年3月まで、同社主催のイベントや無料通信アプリ・LINE(ライン)などを通じて実施し、学生510人から回答を得た。

(2024年04月12日 12時34分 更新)

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