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「普通の緩和」に移行可能 日銀「ショック起こさず」

 東京都中央区の日銀本店
 東京都中央区の日銀本店
 日銀は28日、今月18、19日に開いた金融政策決定会合で政策委員の主要な発言をまとめた「主な意見」を公表した。政策委員から「異次元の金融緩和から普通の金融緩和に移行することは短期的なショックを起こさずに十分可能だ」などの意見が出た。2%の物価目標については「実現が見通せる状況になった」との声が相次いだ。

 約17年ぶりの利上げとなるマイナス金利政策の解除を決めた場合でも「急速な利上げが必要な状況ではない。慎重な姿勢を強調することが必要だ」と、緩和的な金融環境を維持するよう求める意見もあった。

 会合には植田和男総裁と副総裁、審議委員の計9人が出席した。

(2024年03月28日 10時22分 更新)

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