川を跳び越え、木によじ登る。暗闇に乗じて獲物に迫る黄色い稲妻―。その正体は冬毛のテンだった。
夜行性のため、めったに見られないが、岩の上などに残された細長いふんでその存在を知ることができ、小動物や鳥以外にも昆虫や木の実などを食べていることもわかる。
かつて飼育されているテンを抱いたことがある。その時、背骨の存在を疑うほどのしなやかな体つきと俊敏な身のこなしに、驚異的な運動能力を垣間見た気がした。
テンを撮影したのは道路沿いの細い谷川。昨年は、大雨で一気に増水し、自動撮影のために設置した機材を流されてしまっただけに、その姿を捉えられてうれしくなった。
岩を縫うように流れる水音を聞きながら、この景色がかけがえのないものに思えた。
夜行性のため、めったに見られないが、岩の上などに残された細長いふんでその存在を知ることができ、小動物や鳥以外にも昆虫や木の実などを食べていることもわかる。
かつて飼育されているテンを抱いたことがある。その時、背骨の存在を疑うほどのしなやかな体つきと俊敏な身のこなしに、驚異的な運動能力を垣間見た気がした。
テンを撮影したのは道路沿いの細い谷川。昨年は、大雨で一気に増水し、自動撮影のために設置した機材を流されてしまっただけに、その姿を捉えられてうれしくなった。
岩を縫うように流れる水音を聞きながら、この景色がかけがえのないものに思えた。
(2024年03月24日 20時30分 更新)