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山本由伸メジャーデビュー 備前出身 制球苦しみ5失点で降板

米大リーグ、パドレス戦に先発でメジャー初登板を果たしたドジャースの山本由伸=21日、ソウル
米大リーグ、パドレス戦に先発でメジャー初登板を果たしたドジャースの山本由伸=21日、ソウル
 米大リーグの名門、ドジャースにプロ野球オリックスからポスティングシステムで移籍した山本由伸投手(25)=備前市出身=が21日、ソウルの高尺スカイドームでの開幕シリーズ、パドレスとの第2戦に先発でメジャー初登板を果たした。制球に苦しみ1回4安打2四死球、5失点で降板した。

 山本は先頭打者のボガーツに初球を安打され、死球の後、3番クロネンワースに2点適時三塁打を浴びるなど甘く入った球を痛打された。二つの空振り三振を奪う意地を見せ、1回を打者9人、43球で初登板を終えた。試合は11―15で敗れ、山本は敗戦投手となった。

 山本はオリックスで2021年から最多勝と最優秀防御率など投手4冠と、沢村賞、パ・リーグ最優秀選手に3年連続で輝いた。

 ポスティングでの移籍を巡っては複数球団で争奪戦となり、昨年12月にメジャーの投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約465億円=為替レートは入団合意時)でドジャースと大型契約を結び、注目を集めた。

 備前市・伊部小、備前中を経て宮崎・都城高から17年にドラフト4位でオリックス入団。150キロ超の速球と鋭い変化球を武器に頭角を現し、19年に先発に転向。21年からのパ・リーグ3連覇に貢献した。

(2024年03月21日 22時54分 更新)

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