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地域課題の探求成果を披露 総社南高と総社高で発表会

ステージで発表を行う2年生グループ=総社南高
ステージで発表を行う2年生グループ=総社南高
地域課題の探究成果を発表する2年生=総社高
地域課題の探究成果を発表する2年生=総社高
 総社市内の高校2校で、生徒が1年間を通して地域課題や社会問題などについて調べた探究学習の発表会が行われた。

 総社南高(同市三輪)は1月31日に発表会を開催。2年生が班ごとに地元の企業や市などの協力を得て調べたフードロスの削減、市内に多い用水路での事故防止といった64テーマについて、現状や解決策をまとめたポスターを披露した。

 口頭発表では、LGBTQ+(性的少数者)について調べたグループが各国の法律や同性婚の可否を紹介。性の多様性を表す虹色のリボンを着用して理解を促す活動を行ったことを報告した。

 総社高(同市総社)は市内の官民でつくる地域学校協働活動推進協議会が探究学習を支援。1年生はグループで、2年生は個人で課題を探った。

 1日に行われた発表会では、代表して8人・組が登壇。菓子店で生じる材料の空き瓶に着目したグループは、“映え”を意識したスイーツの容器に再利用することを考案。空き家に焦点を当てた生徒は、幼老複合施設にして希薄化する世代間交流を促すことを提案した。卒業生を取材した聞き書きの発表も行われた。

(2024年02月08日 15時16分 更新)

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