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地震被災者の無事祈り初泳ぎ 倉敷、瀬戸大橋背に神伝流

瀬戸大橋を背に泳ぎながら書を披露する参加者
瀬戸大橋を背に泳ぎながら書を披露する参加者
 古式泳法・神伝流の初泳ぎが2日、倉敷市大畠の大浜海岸で行われた。瀬戸大橋をバックに参加者が水上で揮毫(きごう)するなどして、世界平和とともに、1日に発生した能登半島地震で被災した人たちの無事を祈った。

 同市児島地区の潮泳会と岡山市の岡山游泳会などから計10人が参加。水温13度の海に入り、「真」「行」「草」といわれる基本泳法や、列になって泳ぐ「片手抜き雁行(がんこう)」などを披露した。立ち泳ぎのまま扇子や和傘を広げたり、色紙に「新春来福」と一字ずつ筆でしたためたりすると、見守る家族らから拍手が送られた。

 潮泳会の伊藤耕治会長(64)=倉敷市=は「気持ち良く泳ぐことができた。新型コロナウイルスは落ち着いたものの、地震や世界各地の紛争なども収まって平穏な一年になるよう祈った」と話した。

(2024年01月02日 18時32分 更新)

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