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芦田川 31日から第1次取水制限 福山、府中 少雨でダム貯水量低下

 芦田川上流の八田原ダム(府中市、世羅町)と三川ダム(同町)の貯水量が少雨で低下しているのを受け、国土交通省福山河川国道事務所は30日、工業、農業用水をそれぞれ20%カットする第1次取水制限を31日に開始すると発表した。対象は福山、府中市。

 同事務所によると、30日午前9時現在、両ダムの合計貯水量は約1494万トン(貯水率42・5%)。1100万トンを下回れば同カット率を30%に引き上げる。2千万トン超になれば解除する方針。

 取水制限は今年3、4月以来。平年の8~12月の降水量565ミリに対し、今年は227ミリ(29日現在)となっている。

 福山、府中市や同省などでつくる「芦田川渇水調整協議会」が13日に開いた臨時会で、同貯水量が1500万トンを下回れば取水制限を始めると決めていた。

(2023年12月30日 19時48分 更新)

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