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税務署事務官から税の役割学ぶ 矢掛中で教室、3年生70人参加

グループワークで討議をする生徒に助言する米満財務事務官(中央)
グループワークで討議をする生徒に助言する米満財務事務官(中央)
 岡山県矢掛町矢掛の矢掛中で15日、租税教室があり、3年生約70人が税の役割や大切さを学んだ。

 社会科の公民で税金について学んでいることから、中学校が笠岡税務署に依頼。米満ひとみ財務事務官が講師となり、全2クラスで授業を行った。

 A組では、税金には徴収方法が約50種類あることや、国民から年間約70兆円の税収によって教育費やごみ処理費などが賄われていることなどを説明。「集め方も使い方も公平でなければならない」と強調した。

 グループワークもあった。国内経済の縮小で税収が伸び悩んでいることを前提に、30年後までに消費税を増やすか減らすかを討議。生徒は「少子高齢化で増税は避けられない」「今の日本は安定している。しばらく現状維持でよいのでは」などと話し合っていた。

 生徒は「税の仕事をしている米満さんの説明は具体的で分かりやすかった。重要性も理解できた」と話していた。

(2023年12月25日 14時56分 更新)

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