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倉敷で野鳥死骸から鳥インフル 簡易検査陽性反応 県内今季2例目

岡山県庁
岡山県庁
 岡山県は14日、倉敷市船穂町水江で野鳥1羽の死骸が見つかり、簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。確定検査のため検体を国立環境研究所(茨城県)に送っており、1週間程度で高病原性かどうかが判明する見通し。岡山県内で野鳥の陽性確認は今季2例目。

 県によると野鳥はオナガガモで、13日午前に施設駐車場で発見された。県は県内の全169養鶏業者に情報提供し、衛生管理の徹底を要請した。現時点で飼育鶏の異常の報告などはないという。

 環境省は13日、周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定した。県職員が約1カ月間巡回する。

 鳥インフルエンザは総社市内で今月9日に見つかった野鳥・ツミの死骸から陽性が確認され、高病原性の確定検査を行っている。全国では10月以降、北海道や宮城県の死んだ野鳥などから検出されている。養鶏場での発生例はない。

(2023年11月14日 12時12分 更新)

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