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おりの扉開放、人為ミスか 飼育員死亡で立ち入り調査

 「東北サファリパーク」の入場口にかけられた「休園日」の看板=29日午後、福島県二本松市
 「東北サファリパーク」の入場口にかけられた「休園日」の看板=29日午後、福島県二本松市
 福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」で、飼育員の加藤健一さん(53)がライオンに襲われ死亡した事故を受け、福島労働基準監督署と県は29日、それぞれ現地を立ち入り調査した。おりの扉が開いていたことが原因とみられ、県動物愛護センターの吉野直彦次長は調査後の取材に「人為的なミスだと思う」との見解を示した。

 東北サファリパークによると、事故は28日午後3時25分ごろ発生。当時、加藤さんはライオンをおりに収容するため、餌を置いて誘導していた。ライオンがおりに入ったのに、何らかの理由で従業員の通路につながる扉が開いていた。加藤さんは閉めようとして、おりに引きずり込まれたとみられる。

(2023年09月29日 18時44分 更新)

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