山陽新聞デジタル|さんデジ

ナポリターノ前伊大統領が死去 98歳、近年は体調悪化

 2018年3月、イタリア上院でスピーチするジョルジョ・ナポリターノ前大統領=ローマ(ロイター=共同)
 2018年3月、イタリア上院でスピーチするジョルジョ・ナポリターノ前大統領=ローマ(ロイター=共同)
 【ローマ共同】イタリアのジョルジョ・ナポリターノ前大統領が22日、首都ローマの病院で死去した。98歳だった。大統領府などが明らかにした。死因は公表されていない。近年は心臓の手術を受けるなど体調が悪化していた。

 イタリアでは国家元首である大統領は象徴的な存在。ナポリターノ氏は高い調整能力を評価され、同国史上初めて2期目を務め、2015年に高齢を理由に退任した。

 1925年、南部ナポリ生まれ。ナポリ大法学部を卒業、45年にイタリア共産党に入党した。下院議長や内相、欧州連合(EU)欧州議会議員などを歴任し、2005年から終身上院議員を務めた。

(2023年09月23日 06時21分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ