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水島臨鉄 開業80年記念企画続々 特別ヘッドマークや新グッズ発売

80周年を記念したヘッドマークやグッズ
80周年を記念したヘッドマークやグッズ
 倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道は、三菱重工業水島航空機製作所(現三菱自動車水島製作所)の専用鉄道として開業してから80周年を迎えた。特別にデザインしたヘッドマークを取り付けた車両の運行や、新たなグッズの発売など記念企画を続々と打ち出し、節目を盛り上げている。

 ヘッドマークは水島臨海鉄道の大熊啓介運転手(26)がデザイン。かつて走っていた蒸気機関車(SL)のイラストや写真、節目の年をPRするロゴをあしらい、モノトーン調に仕上げている。

 青とクリームのツートンカラー(スカ色)の車両に取り付け、8月末まで運行。記念車両の写真を倉敷市駅の窓口に提示した人には不織布製のエコバッグ(250個)を贈る。

 新グッズは3種類を用意。倉敷市―球場前駅の往復切符など厚紙製の硬券5種類の記念乗車券セット(千円、千部)、車両のイラストをプリントしたフェースタオル(1100円、300枚)のほか、寺社の御朱印を模した「鉄道印」のラインアップに東水島駅長が「水島臨海鉄道」などと自筆したバージョンも加えた。

 子ども用の制服、制帽も新規につくり、8月末まで倉敷市駅で着用して記念撮影ができるようにした。

 同鉄道は1943年7月に開業し、70年から第三セクターが営業している。同社は「歴史的にも価値のある路線。地域の発展に果たした役割にも思いをはせ、たくさんの人に利用してほしい」としている。

(2023年07月21日 16時49分 更新)

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