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橋桁落下事故、工事現場を検証 人的ミスの可能性、静岡県警

 バイパス工事現場で橋桁が落下した事故で、現場検証する静岡県警の捜査員ら=7日午前、静岡市清水区
 バイパス工事現場で橋桁が落下した事故で、現場検証する静岡県警の捜査員ら=7日午前、静岡市清水区
 静岡市清水区の国道1号静清バイパス工事現場の橋桁が落下した事故で、静岡県警は7日、業務上過失致死傷容疑で橋桁周辺を現場検証した。何らかの人的ミスが原因で、橋脚に載せた橋桁を「油圧ジャッキ」と呼ばれる機械で持ち上げながら所定の位置に固定する作業中に落下した可能性があるとみて、安全管理体制や作業手順の順守状況などを詳しく調べる。

 県警などによると、事故は6日未明に発生。長さ約65メートル、重さ約140トンの鋼鉄製の橋桁が約9メートルの高さからバイパスの歩道に落下し、作業員の前田要さん(51)と室田久生さん(53)の2人が死亡、作業員と警備員の男性計6人が重軽傷を負った。

(2023年07月07日 12時22分 更新)

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