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このところ、選挙のたびに注目さ…

 このところ、選挙のたびに注目されるのが投票率。特に低いのが若者だ。夏の参院選で岡山選挙区の投票率は51%。全体も低いが、10~20代は20~30%台と特に低迷した▼9月の岡山県議会でも話題になり、議員から高校で期日前投票を行うことも提案されたと本紙が伝えていた。そうした利便性向上も必要だ。ただ、他にも変えるべきことはありそうだ▼日本と違い、投票率の高さで知られる北欧。フィンランドの小学校では各クラスから選ばれた子どもたちが話し合い、学校の環境改善や行事、給食メニューについて学校に提案する▼自治体も少ないながら予算をつけ、提案を実現させている。子どもたちは何かを変えられると実感し、将来の政治参加につながるという(堀内都喜子著「フィンランド 幸せのメソッド」)▼翻って日本の子どもたち。これまでどんなに理不尽でも、校則に従うよう求められてきたのではなかったか。何かを変えられる実感が持てないのは当然だろう。文部科学省は子どもの意見を踏まえた校則の見直しを推奨している。子どもたち主体で見直しが進めば、それこそ貴重な主権者教育の機会になる▼政治学者の宇野重規さんが近著「そもそも民主主義ってなんですか?」で書いている。民主主義とは「自分たちの問題を自分たちで解決しようとすること」だと。

(2022年10月07日 08時00分 更新)

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