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拉致家族会新方針に米理解 一括帰国条件で制裁解除

 羽田空港で、横田早紀江さんの写真を手にして取材に応じる拉致被害者家族会代表の拓也さん(中央)。右は事務局長の飯塚耕一郎さん=4日午後
 羽田空港で、横田早紀江さんの写真を手にして取材に応じる拉致被害者家族会代表の拓也さん(中央)。右は事務局長の飯塚耕一郎さん=4日午後
 北朝鮮による拉致被害者の早期帰国に向けた支援を求めるため、4月29日から訪米していた被害者家族らが4日、帰国した。羽田空港で報道陣の取材に応じた横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で被害者家族会代表の拓也さん(55)は、全ての拉致被害者の即時一括帰国が実現するなら日本の独自制裁解除に反対しないとの家族会の新たな運動方針に、米国側から理解が示されたと明らかにした。

 家族会は、米国で国家安全保障会議(NSC)のラップフーパー上級部長ら政府高官や連邦議員らと会談した。

 拓也さんは、被害者家族の高齢化に触れ、一方的に無条件の対話路線にかじを切ったわけではないと米国側に説明したという。

(2024年05月04日 17時53分 更新)

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