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人気集めたパフェ Tシャツに 矢掛の農業体験施設 5月にも発売

製作会社から届いたTシャツのサンプルと、イラストの基になったパフェの写真
製作会社から届いたTシャツのサンプルと、イラストの基になったパフェの写真
 岡山県矢掛町東三成の農業体験施設「水車の里フルーツトピア」は、併設のカフェで人気だったパフェをモチーフにしたTシャツを作る。デザインは町在住のフードイラストレーター・絵本作家いわさきまゆこさんが手がけ、かわいらしく繊細な描写で色鮮やかに仕上げた。早ければ5月中にも販売を始める。

 期間限定のパフェを「形に残したい」と模索する中で、いわさきさんが大手出版社の絵本の絵を担当したと知り、イラストを依頼。第1弾として2020年12月から半年提供した「いちごパフェ~いちご日和~」を選び、イチゴをみずみずしく表現しながらもかわいらしくまとめたデザインが完成した。英語で材料を記載し、記録に残る一枚にもした。

 現在、県内の製作会社と印刷の仕上がり具合などを調整している。色は白とネイビーの2種類で、大きさはM、Lと、それぞれ袖が短いガールズサイズの計4サイズ。3千円台の価格を検討しており、同施設で販売する。

 カフェでは18年の開店から、施設で収穫したイチゴやブドウといった旬のフルーツを生かした限定パフェ23種類を考案。「フルーツトピア歴代パフェイラスト雑貨」と位置付け、年に1、2種類のTシャツをシリーズ展開していく。第1弾の状況を見ながら、子ども用サイズや雑貨の展開も計画している。

 施設の指定管理者・エンジョイファーム(矢掛町東三成)の嶋山大祐取締役事業部長は「若者にPRし、矢掛の魅力を伝えたい」と話している。

(2024年04月30日 16時51分 更新)

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