山陽新聞デジタル|さんデジ

図鑑のような展示に挑戦、和歌山 すさみ町、エビカニ水族館

 クラウドファンディングへの協力を呼びかける「エビとカニの水族館」の飼育員=4月23日、和歌山県すさみ町
 クラウドファンディングへの協力を呼びかける「エビとカニの水族館」の飼育員=4月23日、和歌山県すさみ町
 和歌山県すさみ町立「エビとカニの水族館」は、珍しいカニなどを小さな水槽に1種ずつ入れ“図鑑”のように一覧で楽しめる展示「図鑑水槽」を作ろうとクラウドファンディング(CF)で水槽費などへの協力を呼びかけている。担当者は「食用以外だと注目されにくい甲殻類の多様性を知ってほしい」としている。5月10日まで。

 同館は「道の駅すさみ」の敷地内で体育館だった建物を改装して運営している。展示されている生き物は約150種、千匹以上になる。

 図鑑水槽は水槽130個を並べ、それぞれに解説をつける計画。飼育員の本多正樹さん(25)は「紙の図鑑だと写真しかないが、図鑑水槽は知識を入れてすぐに生きた姿をじっくり観察することができる」と話す。

 地元の漁師から珍しい甲殻類の提供を受けることもあり、バックヤードには丸い体つきが特徴の小さな「マルタマオウギガニ」や全身に毛がある「ビロードツェンナーガニ」など、多種多様のエビやカニがお披露目の日を待っている。

 CFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で受け付け中。

(2024年04月30日 15時53分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ