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販促用 防災セットを商品化 協同プレス、印刷技術生かす

協同プレスが商品化したノベルティー向け防災セット
協同プレスが商品化したノベルティー向け防災セット
 教材など製作の協同プレス(岡山市南区新保)は、ノベルティーグッズ(社名などを入れて配る販促用品)として、災害避難時に役立つ携帯型防災セットを商品化した。印刷技術やキャラクターのデザイン力を生かし企業などに売り込む。

 トイレ、クッション、ホイッスル、遮熱・保温シート、緊急連絡先など個人情報を記入するカードの計5点。収納ポーチ(縦19・5センチ、横27・5センチ)も用意した。いずれも包装紙に企業のマスコットキャラクターやロゴを描くスペースを設けており、要望に応じてデザインを印刷し納品する。ホイッスルのみ、本体にもロゴをプリントでき、色も選べる。

 同社は教育大手ベネッセコーポレーション(同市北区南方)の教材製作が主力。新規事業として2012年、子育て中の母親を対象に、子どもが車に乗っていることを知らせるマグネットステッカーやフォトスタンドといった雑貨づくりに着手。当初は外注していた印刷や表面加工を順次内製化するなど事業を強化してきた。今回、自社の技術と設備を幅広い世代向けの商品づくりに生かそうと企画した。

 販促イベントや展示会で配ってもらう想定。50セット以上の注文に応じ、価格は受注数やグッズの点数によって異なる。同社は「日常的に携帯してもらえるようおしゃれに仕上げる。企業や商品の認知度アップに役立ててほしい」としている。

(2024年04月18日 15時04分 更新)

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