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吉備路マラソン5.1億円効果 総社市発表、開催費の4.5倍

備中国分寺をバックに早春の吉備路を力走する選手たち=2月、総社市
備中国分寺をバックに早春の吉備路を力走する選手たち=2月、総社市
 総社市は15日、市内を発着点に2月に開かれた「2024そうじゃ吉備路マラソン」の経済効果が約5億1900万円に上ったと発表した。開催事業費(約1億1300万円)の約4・5倍に当たる。

 内訳は、ランナーによる交通費や飲食費の支払いといった「直接効果」が2億7千万円、記念品の生産など「波及効果」が2億4900万円。ランナーの居住地データや岡山県の産業連関表などを基に推計した。

 大会は新型コロナウイルスの5類移行を受け、19年以来5年ぶりに全7種目を実施。ランナー1万956人が出場し、ボランティアや沿道の観客を含めると計約4万3千人が参加した。

 ランナー2万1228人が出場した19年大会の経済効果(約6億9700万円)には届かなかったものの、市は「コロナ禍前の大会並みににぎわいが戻りつつあり、沿道地域の活性化につながった」としている。

 大会は岡山県、市、市教委、山陽新聞社で構成する実行委員会と岡山陸上競技協会が主催。経済効果は17年から公表している。

(2024年04月15日 17時21分 更新)

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