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本屋大賞に宮島未奈さん 「成瀬は天下を取りにいく」

 2024年本屋大賞を受賞し、スピーチで手を振る宮島未奈さん=10日午後、東京都港区
 2024年本屋大賞を受賞し、スピーチで手を振る宮島未奈さん=10日午後、東京都港区
 宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」
 宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」
 「2024年本屋大賞」を受賞した「成瀬は天下を取りにいく」の宮島未奈さん=24年3月26日、東京都新宿区
 「2024年本屋大賞」を受賞した「成瀬は天下を取りにいく」の宮島未奈さん=24年3月26日、東京都新宿区
 2024年本屋大賞の順位
 2024年本屋大賞の順位
 全国の書店員が最も売りたい本に贈る「2024年本屋大賞」の受賞作が10日発表され、宮島未奈さん(40)の「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)が大賞に選ばれた。

 同作は大津市に暮らす真面目でずぬけた行動力のあるヒロイン、成瀬あかりの中高生時代を描く青春小説。成瀬が大学に進学する続編「成瀬は信じた道をいく」と合わせたシリーズ累計発行部数(電子版も含む)は58万部に上る。

 宮島さんは静岡県生まれ、大津市在住。2021年に短編「ありがとう西武大津店」が「女による女のためのR―18文学賞」を受賞。23年、同作を含む「成瀬は天下を取りにいく」で単行本デビューを果たした。

 本屋大賞は22年12月1日から23年11月30日までに刊行された日本の小説が対象で、川上未映子さんの「黄色い家」(中央公論新社)や夏川草介さんの「スピノザの診察室」(水鈴社)など10作品がノミネートされていた。

(2024年04月10日 16時57分 更新)

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