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ノーベル賞、カーネマン氏死去 行動経済学の先駆者

 ダニエル・カーネマン氏=2002年10月、米プリンストン大(AP=共同)
 ダニエル・カーネマン氏=2002年10月、米プリンストン大(AP=共同)
 【ワシントン共同】行動経済学の先駆者として知られる米プリンストン大学のダニエル・カーネマン名誉教授が27日、死去した。90歳。同大が発表した。心理学的な見地から消費者行動を分析する独自の研究を重ね、2002年にはノーベル経済学賞を受賞した。

 1934年にイスラエル・テルアビブで生まれ、61年カリフォルニア大バークリー校で心理学の博士号を取得。93年からはプリンストン大で教壇に立った。

 人の意思決定の過程を追究し、常に合理的な判断で行動するという経済学の前提とは異なる人の習性を提示。多くの功績を残した。

(2024年03月28日 14時54分 更新)

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