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邑久高美術部に「県わかば賞」 体育館外壁に大きな絵制作

わかば賞を受賞した邑久高美術部の川口部長。後方は壁画の一部
わかば賞を受賞した邑久高美術部の川口部長。後方は壁画の一部
 邑久高(瀬戸内市邑久町尾張)体育館の外壁に大きな絵を描いた同高美術部に21日、青少年の善行をたたえる岡山県の「わかば賞」が贈られた。母校の魅力アップに貢献した点が評価された。

 市が募集した同高の魅力化事業に応じたポーランド出身の画家ラデック・プレディギエルさん=市在住=とともに2022年から制作。白と黒の漆喰(しっくい)を使う欧州の装飾技法「ズグラッフィート」を用い、2年かけて市内の春夏秋冬をイメージした絵をそれぞれ1面ずつ仕上げた。通行人からも見える位置にあり、異文化理解にも役立っているという。

 体育館で伝達式があり、部員約30人を代表して部長の2年川口紗弥さん(17)が県青少年相談員の布野浩子さん(62)=同市=から賞状と盾を受け取った。

 川口さんは「初めての壁画制作でデザインをどうするかとても悩んだ。成果が認められうれしい」と話した。

(2024年03月25日 17時19分 更新)

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